2006年08月20日

猪苗代【野口英世記念館】

chiekoatnoguchi.jpg世界的な医学者【野口英世】は、福島県・猪苗代湖畔の貧農の家庭に生まれ育ち、わずか1歳半で片手五指の自由を奪われた、苦学と努力の偉人です。

働き者の母シカが目を離した隙に、囲炉裏(いろり)で大火傷を負ったことから、英世の立身出世の影には、常に、子を思いやる母シカの存在がありました。



hideyoseika.jpg私が幼少の頃、初めて読んだ伝記が、この野口英世の物語。

ドクター・ノグチは、狂犬病や結核、小児麻痺、トラコーマ、梅毒などの発見で知られ、こと、自身の南ア客死の原因となった黄熱病の研究には、心血を注いだといわれています。



旧盆も過ぎた今日、会津磐梯地方へ1泊2日の3世代家族旅行に赴き、まずは【野口英世記念館】へ直行。

seika.jpg(私の)母が存命中、ともに訪ねたことから、何しろ父は感慨深げ。
そのおり、孫への土産にと母が買い求めた伝記「まんが野口英世(上・下)」は、今では息子達への忘れ形見。(私ですら、何度読んでも泣ける!)

**生家には、英世が火傷を負ったとされる囲炉裏も展示されている。


hideyonoguchi.jpg英世は、1900年アメリカに渡り、ロックフェラー医学研究所などで、数々の研究成果をあげたことで、世界にその名を轟かせました。

そうした研究過程や所縁の品々が、別棟の展示室に展示されているほか、学費捻出のため、身を粉にして働いたといわれる母シカの等身大の写真も。。。(身長わずか147cm!なんて小柄なんでしょう)



■野口英世記念館のホームページは、http://www.noguchihideyo.or.jp

**【アクセス】
東北新幹線利用なら、郡山駅で乗換え磐越西線で猪苗代駅下車、バス10分。
マイカー利用の場合、磐越自動車道・猪苗代磐梯高原インターから国道49号線が至便。
今回は、白河インターから一般道を走り、猪苗代湖畔を半周するコースをとりました。インターから約1時間。
**【見学料】大人500円/小中学生200円



posted by 千葉千枝子 at 00:00| 東京 ☁| Comment(0) | TrackBack(0) | 美術館・博物館・伝統芸能 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする