2006年12月03日

故・斉藤茂太会長を偲んで

冬ばれの12月3日(日)、精神科医で文筆家の斉藤茂太・日本旅行作家協会会長の告別式が、青山葬儀所に於いて、しめやかに執り行われました。

aoyamasougisho.jpgいつでも笑顔を絶やさない、心やさしい斉藤会長は、みなさんから"モタさん"の愛称で、親しまれていました。
弔辞を読まれた兼高かおる副会長は、遺影に向かい「モタちゃま。。」と、お呼びかけになり、会場の涙をさそいました。

献花台には、斉藤会長が生前、収集された"フライトバッグ"が並べられ(ゆうに70個はあったでしょうか、パンナムや日航など懐かしいロゴばかり)、旅好きを思わせる、会長らしいお別れの会となりました。

合同蔡となりました、医療法人財団・斉藤病院斉藤理事長さまのお話には、悲しみと驚きがありました。
ご自宅で下血され、いったん心肺停止状態になられた茂太会長は、その後、奇跡的にも著しい回復をみせ、帰宅を許されるほどに病状が安定したといいます。

とはいえ、そののち急変し、帰らぬひととなられたのですが、そのときのご様子を「飛行機でいうなれば、touch and go (タッチ&ゴー)でした」と語られたときには、私も思わず涙が。。。


参列者の道を飾った写真家・櫻井寛先生ご撮影の、斉藤会長とご夫人の、旅先での美しいお写真は、生前のお人柄がよく表れた素晴らしいアングルのものばかり。ご夫婦いつまでもお仲良く、世界を旅されたご様子が、手に取るように伝わりました。

ご冥福を心からお祈り申し上げます。
posted by 千葉千枝子 at 00:00| 東京 ☀| Comment(0) | TrackBack(0) | 旅行作家・観光ジャーナリスト | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする