■【NHKラジオ第一】・ラジオほっとタイム"ビュッフェ131"コーナーの次回出演は、12月11日(月)16時23分頃を予定しています。
「シングルマザーにして流行作家。千年も昔の時代に、こんなキャリアウーマンがいたなんて!」と唱うキャッチコピーに惹かれ、珍しく、自ら予約したお芝居【紫式部ものがたり】を、日比谷の日生劇場で観劇しました。
大地真央さん扮する紫式部が、ときの権力者・藤原道長の命を受け、源氏物語を創りあげるこのストーリーは、宮中が舞台の、いわばラブコメディー。
現代絵巻さながらの、歌あり踊りあり、ミュージカルと芝居が折衷の面白い仕立てで、場内を沸かせます。
日本の古典文学に疎い私ですが、光源氏の性愛描写の裏に潜むメッセージや、殿方の覇権争いなど、なるほどね。。という感じに新鮮で、随分と楽しめました。
とても気に入ったのは、陰陽師の存在。「臨兵闘者皆陣裂在前」と唱えるあたり。。(これ、私もときどき使います)、唸ってしまいましたわ。
それに、紫式部の父親・藤原為時役、上条恒彦さんの名演技も素晴らしかった。。大地真央さんの発するオーラを、名脇役たちが、さらに際立たせていました。「デートしようよ♪」と、独り暮らしの父を誘って観たのですが、父娘の会話シーンが面白く、イイ感じ。
観劇後は、私の発案で、有楽町のガード下にある"もつ鍋屋"で、お父さんとふたりで「かんぱ〜い」。私がサラリーマン時代によく通った、懐かしのもつ鍋屋です。(腕を組んで入店した私たち。席を立つとき、お隣さんから「今からホテル?」。。「は??」)
でも父ったら、「実の娘だよ〜」って、嬉しそうでした。
親孝行な一日でした。
■日生劇場の公式ホームページは、http://www.nissaytheatre.or.jp/