立派な体躯というのに、気がやさしくて、賢い「象」。
この巨象の背中に乗って、揺らりゆらりとチェンマイの山河を歩む【エレファント・サファリ】のツアーは、今回のチェンマイ訪問で、何にも増して感動的な体験でした。
チェンマイ市街から車で北上すること、約1時間。
Maetamanという小さい山村に、エレファント・キャンプ場【Maetaman Elephant Camp】があります。
その昔、チベット方面から南下してきたといわれるカレン族は、誠実で温厚な民族。"象づかい"としても知られています。
キャンプ場には、さまざまなメニューがありますが、私たちは今回、象のショーを観覧したあと、牛車で村をめぐり、そのあと象の背に揺られ、山間部から河を渡って、筏(いかだ)下りを楽しみました。
悠久の自然に囲まれる人里はなれたこの村で、ほんのわずかですが過ごせたこの時間は、真実と虚構のはざまで傷ついた私の、2006年の終わりを締めくくるのにふさわしい、癒しのひと時となりました。(いろいろあったのよ〜、2006年。。)
■象のショー
驚くべし!象の賢さ。。。
サッカーをしたり、バスケをしたり。身体能力の高さ、正確さが、象の真面目な性格を、如実にあらわします。
さらに、鼻先で絵筆を持って、素晴らしい絵を彩り鮮やかに描いてみせて。。観客の多くは、欧米人。鍛錬された象の賢さに、観客も歓喜に沸きました。
**キャンバスは、実はTシャツ。作品は、購入することもできる
■牛車で山村を巡る
美しいライステラス、山々が迫り、民家には放し飼いの鶏たち。。。
そんな田園風景のなかを、牛車に揺られてめぐります。
黙々と歩く、二頭の牛。【OXカート・ライディング】は、エキサイティングな象ライドとは一風異なり、呼吸を整えるかの"静かな歩み"です。
牛車の荷台は、四人席。家庭日用品新聞社の加藤さんが「ガンバレ〜」と、牛さんたちに、静かな声援。。
vol.2以降で、象ライディングと筏下りを紹介します。