
その昔、伊豆山は、走湯(はしりゆ)山とも呼ばれ、病を治し、長寿にもご利益があることで知られています。
**路線バスの停留所ともなっている伊豆山神社の入り口にはカップルの姿が。。

流人となって当地にたどりついた若き源頼朝と、伊豆の小豪族の娘・北条政子の忍び逢いの場所として、はたまた、鎌倉歴代将軍の戦勝祈願の杜として隆盛を極めたことは、古文「吾妻鏡」にも記された史実です。

今回の宿泊先が伊豆山の高台ということもあり、皆さんとの帰路、私だけ途中下車をして、伊豆山神社をついに詣でました!
**バスを下車するさいには、還暦前後の理事の皆さんに温かく見送られ。(「え?千葉さん、今から"良縁"??」って驚きのお顔。。。)

本殿を参拝したあと、併設する【伊豆山郷土資料館】(拝観料は、大人150円)に入りました。(それが、受付のおじさん。。館長さんが気のよいひとで、「きっとご利益ありますよ」なんて、何の保証もないのだろうけれど、嬉しいひと言、言ってくれるじゃない。)
館内には、頼朝の一周忌に、政子が自分の髪で梵字を刺繍したとされる「法華曼荼羅」などが展示されています。

頼朝を想う政子が鏡の下にこの葉を忍ばせ、愛を祈ったことから、恋愛成就のご利益があるとされています。(このナギの葉、縁結びのお守りとしても売られていました。。)
資料館の館長さんが、「ナギの葉ありますから、持っていきます?」と私に、小枝を手渡してくださいました。
人生は、何があるかわかりませんし。。大切に、ナギの葉を持ち帰ったという次第です。
(実は、私、ご朱印マニア。。ご朱印も、ちゃんと頂戴してきました〜)
■伊豆山神社(いずさん・じんじゃ)
熱海市伊豆山字上野地708-2
【熱海市立伊豆山郷土資料館】は、TEL 0557-80-4252
月曜休館 9:00〜16:00
**熱海駅から路線バスかタクシーで約10分