私の出生は、鉄の町【釜石(かまいし)】。岩手県三陸に位置する、人口わずか4万6千人の、かつての栄華を誇る企業城下町です。
なぜ企業城下町かというと、近代製鉄の発祥の地として、国内初の洋式高炉が稼動したことに由来します。釜石鉱山を背景に、江戸の時代は南部藩主が釜石の地を繁栄させました。
偶然ですが、3年ほど前、時事通信社で連載をもったとき、ご担当者のお父上(故人)が富士製鐵(のちの新日鐵)釜石製鐵所の所長をされていたとお聞きしました。軍需に沸いた時代の、まさにエリートだったのでしょう。
親類縁者には新日鐵に勤務したものもいたので、親近感を抱いたものです。
ちなみに「鉄」の字を使わず「鐵」で表記するのは、鉄の字が「金を失う」と書くからで、忌み嫌って改字したといいます。
幼いころから石油ストーブの上や食卓に、いつも【南部鉄器】がありました。
先日、知人からのお土産で、青味がかった鉄線の急須を頂戴しました♪
しばらくは鑑賞用に。南部鉄器をみると、元気が沸くのです。。
■南部鉄器協同組合のホームページは、http://www.ginga.or.jp/~nanbu/
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