過日の出版記念会に、ご多用のなか一般参加をしてくださり、さらには乾杯ご発声の音頭とスピーチを、快くお引受けくださいました、【西武トラベル】の糟谷社長を訪ね、神田鍛冶町にある西武トラベル本社へまいりました。
実に愉快なことに、十数年前、私が在籍した旅行会社の支店が入居しておりましたビルに、相対して立地。道路を挟んで向かい合わせのロケーションで、「手旗信号で、合図ができるよ」と社長(ひとを笑わせるのが、お上手です)。現在では、教育旅行の専門支店を残し、私が在籍した法人旅行の支店は移転しています。
西武鉄道に入社後、西武トラベルへ移られた糟谷氏は、業界内でも名うての存在。今季は、苗場プリンスへ向かうスキーバス「苗場ライナー号」を、城南地区のひとたちにも利用しやすいよう、品川プリンスを発着地にさせるなど、ホテルグループとの連携ビジネスも活発化させました。
懐かしい街、神田鍛冶(かじ)町。
神田への行きついでに、帰りしな、その界隈でランチを摂ることに。昔、よく通った欧風カレーの専門店ガヴィアルで、大好きだった"あさりカレー"の辛口を頼みました。
こちらのおじさんも以前とちっとも変わらず、優しい笑顔。「昔を懐かしんで、ふらっと寄ってくださるお客さんが、今でも多いんです」と仰います。変わっていくことも大切ですが、「変わらず、昔のままに居続けること」にも、大きな価値があります。さまざまな想いが去来した神田訪問でありました。