レストランの名前は【リッタークーヘル Ritterkuchl】。
ふれこみは「手で食べる中世の料理」!!
このあたりは、岩塩が採れたことで、その昔、大変栄えたそうで、石畳のハルの町全体が、そのまま映画に出てきそうな、中世の雰囲気。
**レストラン入口には、中世の騎士がお出迎え
レストランに入ると、大きなナプキンを前掛けのように装着。「ナイフやフォークを使ってはだめ。手をふくときは、隣のひとのナプキンを使ってもよい」と、驚きのご説明が。
いわゆる、個人経営的なアミューズメント・レストランで、音響がもの凄い(大音響)。穴ぐら風の店内で、古めかしい祈りのような音楽が流れるなか、テンションの高い店主が、大上段に台詞を述べます。
「みなのもの、これから料理が運ばれてくるので、よく聞け…ナイフで切ってはいかんぞ。さぁ、美味しく召し上がりたまえ、云々」
これ、6コースのメニューが運ばれる間、ずっと続きまして、しまいに寸劇をやらされます。
お役は、騎士とお姫様、それに奴隷…。奴隷に扮した裸の写真をお載せできず、スミマセン(実は、画像紛失)。中世の時代、民は手で料理を食べたというのですが、、スープもズルズル音を立てて飲まなくてはいけません。メインは、仔豚と鶏肉のグリル。ハプスブルグ帝国伝来のハーブ入りスープや"卵とチーズのパイ、玉ねぎソース付き(画像)"というのも美味しかったです。
**"メート酒"という蜂蜜のワイン…、しかし味は養命酒に限りなく近い…を、騎士はイッキ飲みさせられていました。ちなみに、隣りの部屋の白人団体、子どもが奴隷に扮し、ママはお姫様。大盛り上がりでした。
日本人の利用者はごく少ないという、穴場的なレストラン。ぜひ、トライしてみてください。
■ハル・イン・チロルの中世料理レストラン【リッタークーヘル】Ritterkuchl のホームページは、http://www.ritterkuchl.at