サンモリッツを発ち、帰国の途となるチューリッヒ空港駅へと向かう道中。車窓に広がる、朝日を浴びたアルプスの絶景と、朝もやの降りる田舎町の風景に、後ろ髪をひかれました。
鉄道国スイスには、国鉄のほか、大小さまざまな私鉄が走っています。スイス国鉄(スイス連邦鉄道)は、SBB(独語)、CFF(仏語)、FFS(伊語)の3つの略語を持っています。車内アナウンスも、英語のほかにドイツ語、フランス語…。時計をつくる国だけあって、時刻も正確。
とくに標高差のある路線が多いスイスでは、窓外の景色はどんどん変わるのですが、やはり忘れられないのは、前日の雪景色。
サンモリッツ周辺は、雪解け水で水かさが増す河川が随所にみられ、その景色がまた、素晴らしい。
まるで水墨画のようでしょ。。
窓の外で、ごうごうと音を立てて流れる川は、春が近いことを物語っているかのようで、雪景色にもちょっとした風情があります。
こうした感動の場面を、少しずつ絵に描いて残しておきたいものです。
日本では遭遇できない大自然、それがスイス旅の醍醐味といえます。
近ごろ思うのです。自分にできることをコツコツやっていこう、できることから始めようと。旅に出るたび、自分がターンオーバーしていくのがわかります。心に残る"よい旅"を、これからの人生、していきたいなと想うのです。
■番外編です