**緑に囲まれたキャンパスは、施設も充実。清潔感があります。
**東京駅から、特急【わかしお】に乗車。終点・安房鴨川駅までは、所要約2時間。途中、勝浦駅で10分程度の待ち合わせがあります。
素晴らしい環境のなかで学び、そして放課後は、地元の観光・外食産業の現場でアルバイトをする彼ら。インターンでも、職業体験でもなく、単位取得の一環として、学校側もバイトを奨励しています。将来就きたい仕事を尋ねると、公務員志望が意外と多く、彼らの堅実さにも驚きました。これからの日本を背負って立つ世代だけに、本当にがんばってもらいたいと感じました。
■【城西国際大学】観光学部のホームページは、http://www.jiu.ac.jp/tourism/
大学の教職員の方々に、鴨川周辺の名所【旧水田家住宅】と【大山千枚田】をご案内いただきました。
■旧水田家住宅
彼の生家は現在、学校法人城西大学の手で修復保存され、【旧水田家住宅】として一般公開(無料)されています。
茅葺屋根の旧家で、母屋のほかに、牛小屋を擁した長屋門が併設(このあたりは、酪農発祥の地でもあり、家畜も大切にしていたのです)。
旧水田家住宅は、文化庁の登録有形文化財に指定されています。
**【旧水田家住宅】は、TEL04-7099-3110
休館日は、火曜日と祝日の翌日。開館時間は、9〜17時
■大山千枚田
近ごろ見直されている、棚田=千枚田(せんまいだ)。"全国棚田サミット"のかつての開催地でもある、【大山千枚田】(鴨川市横渚地区)には、ライステラスの緑美しい光景をカメラに収めようと、何人ものシニアが雨のそぼ降るなかファインダーを覗いていました。
375枚の棚田に、現在136人のオーナーがいるという大山千枚田。地元NPOが窓口となる棚田オーナー制度の受付は、10月下旬から1月にかけて行われ、人気もあって例年、抽選になるのだそう。100平米当たり3万円という、このオーナー制度。千葉県内はもとより、東京・埼玉・神奈川と、近県の利用者が多いらしく、年に一度の収穫祭には、オーナーが集い、豊穣を祝います。
守り継ぎたい美しさと希少性に魅入られたひとは数多く、あの大塚商会の創業者・大塚実氏寄贈の"ありがとうの倉庫"なども、興味をもって見学しました。
**NPO法人・大山千枚田保存会が主宰する【棚田倶楽部】のホームページは、http://www.senmaida.com
TEL 04-7099-9050