日比谷シャンテのそば、有楽町の【マレーシア政府観光局】を訪ねました。
4年前のロングステイブームに火をつけた、マレーシアの潜在的な国力。さまざまな話題のなかで、それを証明するかのような一冊の本を、局のかたにご紹介いただきました。現在、その本をアマゾンで取り寄せているので、またあらためて皆さんにご披露しますが、気になったのは"幸福度"。
以前、オールアバウトでも記事化したことがあります、「世界でもっとも幸福な国に住む」。日本は幸福度の高さで世界第90位というのは、記事でお伝えしましたが、実は、マレーシアは17位。幸福度が、日本よりずっと高いランクにあります。
世界で一番賃料が高い都市が東京であることは皆さんご存じかもしれませんが、では、一番低い都市は…?。
第1位はムンバイ。そしてデリー(第3位)を抜いて、クアラルンプールが第2位につけています。
マレーシアという国はけっして貧しいわけではないのに、物価が低くて暮らしやすい――。その最大の理由に、"通貨"のペグがあります。ずいぶんと色々な媒体や講演先で述べてまいりましたことですが、安さの背景…、リンギットの実勢価値との違いを理解する必要があります。そして、マレーシアのもつ潜在的な国力を忘れてはなりません。
今、訪日外国人客の国籍シェアに、韓国、台湾、中国やインドなどの東アジア、欧米諸国、ロシアに加え、マレーシアが登場するようになりました。中東のオイルマネーやイスラム金融を背景に、力を増すマレーシアの民。それとは好対照に、殺伐とした日々に疲れた日本人たちが、マレーシアで暮らし癒されるというのも、何とも皮肉なものです。
マレーシアと日本との架け橋を担う観光局のひとたちもまた、いつも温かく接してくださいますことに、本当に感謝をします。マレーシアの魅力をさらに伝えていくことも、やり残している仕事のひとつ。そんな想いの再確認の場となりました。