そう仰られて場所をうかがいましたら、なんと、多摩はJR青梅線・拝島駅から徒歩15分、福生市熊川一番地の【石川酒造】という名の蔵元。
1863年創業の石川酒造は、敷地内に建てられた"本蔵"と"新蔵"、そして約230年前に建てられたという"長屋門"が、いずれも国の登録有形文化財。樹齢700年の御神木の下には古井戸があり、熊川の清い水を今でも絶やさず満たしています。**見よ!下段左の麦酒釜。明治時代の大釜です。敷地内には、売店(夜7時までなので、飲む前にお買い物。瓶入りの定番・東京地ビール「多摩の恵」と手造りの燻製チーズ、それにミニチュア酒瓶のストラップ3本500円を購入!)や史料館もあるのです。
清酒「多満自慢」は知られた銘柄ですが、ここ石川酒造では、今から120年以上前に、地ビールの醸造も始めたといいます。そして、私たちのお目当ては、敷地内にある【福生のビール小屋】!
単なる掘っ立て小屋?かとおもいきや、アンティーク調の洒落た木造ビアレストランで、メニューは意外や、イタリアン・テイスト。カルパチョ各種やハーブがきいた手作りピッツァ、パスタ各種に有機野菜のサラダetc…、どれもお味はピカイチです。テラスにしつられた屋外席に陣をとり、晩夏を惜しむ粋なシチュエーション。秋も深まれば虫の音が、春は酒蔵を彩る満開の桜…と、「趣、あるよ」と先輩方。
今回のこのお席。近く海外へご赴任、ご栄転なさる方の壮行の会。世代を超えた男女が5人、お祝いと激励をこめて参集しましたが、お店初体験は私だけ。諸先輩方を前に、ずいぶんはしゃいで、たくさん飲んで食べて、そして写真を撮りました(失礼しました)。
ちなみに銘柄多数で、おすすめは"アメリカン・ダーク・ラガー"や"ペールエール"等々、どれも驚くほど美味しい麦酒ぞろい。しかも、この"福生のビール小屋"店長兼ママは、若くてボーイッシュな素敵な美女。冷えたガラス製のピッチャーを、軽々とお席へ運んでくださいます。次回はぜひぜひ、敷地内にある蕎麦レストラン【雑蔵】で、日本酒ちびちびで、いってみたいと思います!!
■多満自慢の【石川酒造】、公式ホームページは、http://www.tamajiman.com/
敷地内にありますビア・レストラン【福生のビール小屋】や和食・そば処【雑蔵】も、こちらから。
**拝島駅(南口)から行きはタクシーで多摩川方向へワンメーター(710円)、帰りは夜風に吹かれて15分弱、徒歩で駅をめざしました。
■お土産にした東京地ビール【多摩の恵】は…