今年8月、橋本府知事の伊丹廃港発言で揺れた、大阪豊中の【伊丹空港】。
関空、神戸の関西三空港について、利用者の生の声を聞いたところ、それぞれに意見が大きく分かれました。在住先からの交通の便、利用の頻度の違いから、温度差はあるものの、「キックス(KIX)があるから…」と意見は一致。24時間空港の利便さに、軍配は上がります。とはいえ、日系エアラインの減便・路線廃止が相次ぐなか、外資のローコストキャリアが参入し、タイムテーブルを埋め始めれば、金銭感覚の発達した関西人のハートを掴むのは必至でしょう。
そんなことで今回は、近ごろの伊丹、いぶし銀の伊丹を、まじまじ見学してきました。
空港施設は老朽化を感じさせますが、どこか懐かしさのある伊丹。
大阪駅がある市中心まで、空港リムジンバスで所要約35分(片道620円)という至便さ。展望レストランから望む景色には、居住区がしっかり見てとれます。
運賃上昇で新幹線利用に切り替えるひとが多いと聞きますが、約1時間おきに運航する羽田‐伊丹線は、往路復路ともに満席でした。ビジネスマンに欠かせない足――。しばらくは、伊丹から目が離せません。
**毎度、家人からリクエストがある"たこむす"のほか、橋本府知事のイラストが物議を醸した「大阪維新 なにわのまち お・こ・し」をお土産に買ってみました。意外と美味しかったです。