月末のたまった〆切や雑事で、10月最終週は、ほとんど身動きがとれませんでした。
PCの前で文字を追っていると、すっかり身体が固まるので、気晴らしに中目黒へ車を飛ばし、1時間ほどゴルフの打ち放しをしたり、食材を買いにスーパーへ行ったりと、静かに生活を営むなかで、子どもが通う学校の秋の行事にも顔を出しました。
子どもの自分と、大人になろうとする自分を、行ったり来たりするといわれる、思春期。
今日は、そうした揺れる中学生たちの合唱コンクールの日。ビデオカメラを持参して、秋の木洩れ日のなか、学校へと向かいました。
課題曲は、深田じゅんこ作詞、橋本祥路作曲【時の旅人】。
声変わりをしたばかりの男子アルトと、繊細で頼りなさのある女子ソプラノの融合は、何とも青い新芽を嗅ぐようで、心に響きます。
学年ごとに課題曲が異なるのですが、最上級生の課題曲【大地讃頌】には、昨年に引き続き、涙しました。息子たちの巣立ちの日が、そう遠い先ではないことを、ほんの少し予感させた、〆切り明け月初の一日でした。