2008年11月27日

【ドイツ連邦共和国大使館】

IMG_4286german.JPG昨日は、ドイツ大使館・ドイツ観光局の共同プレス発表会に臨席しました。
会見場は、同じご町内、南麻布4丁目にある【ドイツ連邦共和国大使館】。ちょうど、スーパー・ナショナル麻布の山の手に位置します。近年、スタイリッシュな建物に生まれ変わりました。

ドイツ臨時大使として臨席されたのはプリンツ公使、女性です。そして東西統一の3日後に東京に着任したというドイツ観光局のペーター局長、さらにワイマール大学からバウハウスの研究者として日本でも知られるカイ・ベック氏が同席されました。

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2009年、ドイツは2大テーマで観光誘致をはかります。
ひとつは、「ベルリンの壁崩壊20周年」。そしてもう一つは、世界初のデザインスクール「バウハウスの創立90周年」という記念すべき年まわり。大きなイベントが多数予定されています。

こと【ベルリンの壁崩壊】は、冷戦集結の象徴だけに、さまざまな思いを抱いてニュースを見入ったひとも少なくないでしょう。
1949年に東西が分断。逃亡者や闇の移住者があとを絶たず、61年、まさに一夜にして壁ができたといいます。その年から壁崩壊の89年までの間に、壁を乗り越え射殺されたひとの数は約200名、逮捕者は3000名にのぼります。公表されている数値ですから、おそらくそれを大きく上回る数のひとが犠牲になったものと考えられています。
そして、1919年にワイマールに開校した【バウハウス】は、帝国ホテルを手がけたフランク・ロイド・ライトにも影響を与えています。近代デザインのルーツを探る旅は、専門家ならずとも興味をそそられます。ゲーテ街道に位置するワイマールの街は、世界文化遺産としてユネスコに登録されています。

記者発表のあとは、ホットワイン(画像上右)とカナッペで懇親の時間がもたれました。欧州人口5億人といわれますが、ドイツ人の気質は日本人のそれと大変似通ったところがあります。数多くの訪問が期待されるところです。

■ドイツ観光局の公式ホームページは、http://www.visit-germany.jp/

posted by 千葉千枝子 at 01:46| 東京 ☁| Comment(0) | TrackBack(0) | 大使館・領事館 旅券・査証 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする