駐日アイスランド大使ステファン・ラウルス・ステファソン氏(中央)と在日アイスランド商工会議所の新旧会頭
アイスランドは、北欧五ヵ国のなかでも群を抜く"豊かな国"、"金融立国"と称されてきましたが、08年秋の世界金融危機で、アイスランド三大銀行がすべて政府の管理下となり、国の存亡すら危ぶまれたことは記憶にあたらしいはず。人口わずか30万人の小国ですが、国民一人当たりのGDPは群を抜いていたことから、資金が集中したのが災いしました。まずは、「主要産業を見直そう」というところにあります。
ちなみに、アイスランドにおいて「観光業」は、漁業、エネルギー産業と並んで三大産業のひとつです。オーロラや温泉など独特な観光資源にも恵まれていることから、日本人はシニア層を中心に、秘かな人気を博するディスティネーションでもあります。
この日は、在日アイスランド商工会議所の活動報告や会頭交代の発表がメインでしたが、駐日アイスランド大使ステファン・ラウルス・ステファソン氏を囲み、日本の観光ジャーナリストらとの個別インタビューも行われました。日本人ツーリストのさらなる需要喚起を目標に、観光担当官も(駐日大使館開設以来)初めて配置するなど、信頼回復に躍起です。アイスランド観光が、今後どのような展開をみせるのかを、ウォッチしていきたいとおもいます。
**懇親の場では、ステファン大使夫人手作りのパンケーキがふるまわれました。生クリーム入りのロール型が、とても美味しかったです。
■【駐日アイスランド大使館】のホームページは、http://www.iceland.org/jp/