1894年創業、ハンガリーの最高級レストランとして知られる
【グンデル】Gundelでディナーの席を囲みました。「英雄広場」に向かって左側に位置する白い洋館で、入口には老舗らしくドアマンが控えています。今回、現地在住のグンデルをよく知ったひとにご同伴いただきましたが、旅行者の利用も多いそうで、ガイドブックの筆頭にあがる名店です。


1階メインダイニングの窓際、とてもよいお席に通してもらいました。ちょうど向いには、演奏者たち。ハンガリー音楽を奏でています(ときに、サクラなど日本の楽曲も披露してくれるのだそう)。使用するお皿は、ハンガリーの名陶としてヘレンドと並び称される"
ジョルナイ"。お食事の前に黄金色の貴腐ワインで乾杯をし、可愛らしいレンゲに乗ったスターターで始まりました。メニューはハンガリー語のほかに英語表記もあり、私には「in English」と言いながら、英語のページを指し示してメニューリストを渡してくれました。
われわれはコースではなく、前菜からデザートまですべてアラカルトで、それぞれにメニューから選んだのですが、ワインリストは流石に判らず、ご同伴いただいた方にお任せでした(こんなとき、つくづくワインの勉強をしなくては…と感じます)。
私がオーダーしたのは旬のもの・アスパラガスのクリームスープ(1760ft)に、メインは"トルネード・フランツ・リスト"と呼ばれるフォアグラがお肉に挟まれた豪華な一皿(9750ftと、メインディッシュの単品メニューのなかで一番お高いものでした。カテゴリーはPoultry)。満足、この上ありません。
そしてグンデル自慢のパンケーキ・"グンデル・パラチンタ"を、最後にコーヒーとともにオーダー。リキュールを効かせた胡桃入り生クリームを、薄いパンケーキで包んで、チョコレートソースをかけたもので、アルコールを飛ばすためにテーブルで火をつける、お楽しみ付きです。写真を撮るにも店側に嫌な顔はされませんでしたが、優雅に家族お揃いでお食事をする姿が印象的なフォーマルレストラン。私はセミフォーマル姿で、男性はすべてジャケット着用でお席につかれていました。

ジョルナイの輝く縁どりが料理を彩りよくみせる

リボン状にねじったパフが添えられたスープ

こちらがグース・リバーを挟んだお肉のメイン。マッシュルームソース添え

グンデル名物グンデル・パラチンタは濃厚な甘さ
■ブダペスト【グンデル】のホームページは、
http://www.gundel.hu
posted by 千葉千枝子 at 13:49| 東京 🌁|
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