引き続き、話題は東京の美食――、やはりホテルです。六本木ヒルズにある【グランドハイアット東京】は、外国人客の利用率が極めて高いラグジュアリーホテル。眩(まばゆ)い春の陽がさしこむ粋な江戸前寿司の店【六録】ROKU ROKU で、"ハイアット・タッチ"なホテルウーマン――、これまた眩(まぶ)しいほどにご活躍の女史と、久々再会。ランチをご一緒しました。カウンターに使用された一枚天然木や箱庭のような外装、さりげないのですが贅沢なつくりであることが伺えます。
器や箸置き、醤油さしや小皿にいたるまで、現代作家ものを取り揃えているだけあってセンスがよいのですが、お味は実にコンサバティブ。江戸前を貫く店主の心意気と、職人の技が感じられます。
会話も弾みました。ひと様のご縁とは本当に不思議なもの。旅の仕事は人との出会いそのものですが、こうしたご縁を大切にしたいと痛感した昼下がりでした。次回、再会を楽しみにしています。
■【グランドハイアット東京】のホームページは、http://tokyo.grand.hyatt.jp/hyatt/hotels/index.jsp