選挙速報で仕事が手につかなかった8月最後の日曜日。政権交代の予兆は海外でも話題になっていたようで、結果が出る前から、海外のさまざまな方から「(日本は)政権が替わるのでしょうか?」と尋ねられました。
観光業の発展にとって、自民党政権でなくなることに不安の声も聞こえました。しかし大きな潮流のなかで、経済を活性化させるための中長期的な政策、企業の救済以前に、個人に目を向けた政策、格差のない社会づくりが急務なところにまで、事態が深刻化しています。
子育て支援――、ありがたいことです。我が家にも、来春の高校受験で夏休みは遠出もできなかった息子がいます。ひとりっ子政策をしいているわけではないのに、今の日本には、兄弟を持たないお子さんが大勢います。理由はそれぞれ。しかし一般的には、晩婚など社会的背景のなかで、そうした結果が生じています。
「二人の子どもに恵まれよかったな」と常々感じております私でも、その反面、一人のお子さんに注力し過ぎる周囲の過保護傾向や経済的負担の違いに疑問を感じることがあります。「(民主党政権になり)たくさん産んでいてよかった」という巷の主婦の声が、テレビから流れてきました。将来の宝=子ども世代に光があたることに、今回の政権交代の本当の意義があるように感じます。
追記:二人分の夏休みの宿題を手伝い、31日は半徹状態でした…。