今年は、日本・ハンガリー外交関係開設140周年・国交回復50周年の記念の年。そして日本・ドナウ交流年です。日欧さまざまな交流がありますが、日洪の文化交流で筆頭にあがるのは、やはり音楽ではないでしょうか。
この節目を祝い、ハンガリー・ソルノク市立交響楽団が来日。初台にある東京オペラシティ・コンサートホールでオペラ・コンサートが開催されました。指揮者はハンガリー在住の井ア正浩氏。ニューズウィーク誌にも取り上げられた異才の指揮者です。そして欧州随一の女性ソリスト【ロスト・アンドレア】Rost Andreaさんがアリアを。プッチーニの歌劇「蝶々夫人」から"ある晴れた日に"など耳慣れた曲に変更を施すなど進行もよく、チャーミングで素敵な歌姫の魅力を存分に堪能。それは、それは素晴らしい歌声で、拍手止みならず、スタンディング・オべーションの喝采を浴びていました。
合唱団も含め122名という大きな団体に通訳として随行されたのが、今年4月のハンガリー取材で現地ガイディングをいただいたクリスティーナさんです。交換留学で日本に滞在した経験のある彼女は、日本語も流暢。彼女との東京での再会が叶い、二重の悦びでした。
明日は甲府へ移動とのこと。あの盲目のピアニスト・辻井伸行さんがピアノをなさるのだそうで、ご覧になれる方は本当に羨ましい限り。明後日の初台コンサートにも駆け付ける予定でおります。
■ソルノク市立交響楽団のホームページ(日本語)は、http://www.wou.hu/partners/szolnokiszimfonikusok/