2004年初版ですから、きっと、すでにお読みになった方も多いことでしょう。10代で宝塚女優としてデビューし、その後、フェミニストとして講演などに活躍する遙さんの、学び直しの実体験が綴られているのですが、とにかく痛快。芸能界で長らくご活躍されただけに、その固定化されたイメージから何かとバッシングを受けやすく、ご苦労も多かったはず。しかし、女性が「知」を味方につけるさまは小気味よく、タレントからの転身という勇気にも脱帽…。ファイティングを感じます。やがて、大学講師に招かれた遙さん。文中にある"ハッタリの世界"もまた…、よくわかるような気がしました。
2009年11月30日
おすすめの一冊【東大で上野千鶴子にケンカを学ぶ】
近ごろは新書から、さらにダウンサイジングして文庫版が人気のよう…。価格が安いからですか、文庫市場に進出する出版社さんのお話をよく聞きます。随分以前に購入したのですが、しばらく手つかずのまま。やっと読み始め、あまりの面白さに一気に読み上げたのが、この一冊、【東大で上野千鶴子にケンカを学ぶ (ちくま文庫)
】(遙洋子著/ちくま文庫)です。
2004年初版ですから、きっと、すでにお読みになった方も多いことでしょう。10代で宝塚女優としてデビューし、その後、フェミニストとして講演などに活躍する遙さんの、学び直しの実体験が綴られているのですが、とにかく痛快。芸能界で長らくご活躍されただけに、その固定化されたイメージから何かとバッシングを受けやすく、ご苦労も多かったはず。しかし、女性が「知」を味方につけるさまは小気味よく、タレントからの転身という勇気にも脱帽…。ファイティングを感じます。やがて、大学講師に招かれた遙さん。文中にある"ハッタリの世界"もまた…、よくわかるような気がしました。
2004年初版ですから、きっと、すでにお読みになった方も多いことでしょう。10代で宝塚女優としてデビューし、その後、フェミニストとして講演などに活躍する遙さんの、学び直しの実体験が綴られているのですが、とにかく痛快。芸能界で長らくご活躍されただけに、その固定化されたイメージから何かとバッシングを受けやすく、ご苦労も多かったはず。しかし、女性が「知」を味方につけるさまは小気味よく、タレントからの転身という勇気にも脱帽…。ファイティングを感じます。やがて、大学講師に招かれた遙さん。文中にある"ハッタリの世界"もまた…、よくわかるような気がしました。