タイの政情不安に関する報道が相次ぐ中、「今回こそ危ないのでは?」と多くの知人から出発前に声がかかりました。首都バンコクにおいてタクシン元首相の支持団体は、赤地のシャツに身を包み、いまだ10万人規模の集会を続けています。
タクシン派が乗る車には赤旗。ときに集会場近くでは道路が閉鎖されることもあり、渋滞を招いています。
そうは言っても、市内や空港は至って平穏です。彼らは、一日500バーツの日当で地方から扇動された民衆。農閑期に当たるため、バンコク観光に乗じる、比較的貧しい農民が主です。
今回、ホーチミン経由のベトナム航空には、HISのお客様が大勢、ご搭乗されていました。座席に隣り合わせた感じのよいOL二人組は、HIS初夢フェアに申し込み、バンコク・パタヤを各2泊されたそう。日本の報道にみる反政府集団がまったく見られなかったと、口を揃えます。
観光でバンコクへ行かれる方は、交通渋滞が懸念されますので、移動には時間に余裕をもって行動されてください。集会場など危険な地域は、現地のドライバーさん、ガイドさんがよく知っています。風評に惑わされず、楽しい旅をなされてください。