ご報告が遅くなりました。連載しております母校・中央大学の広報誌【Hakumon ちゅうおう】の連載「中大生の旅するチカラ」早春号(3月24日発行分)が届きました。テーマは「仲間や恩師と行く旅 生涯の宝物に」です。この春、震災の影響で多くの大学・短大が、卒業式を取りやめました。中央大学も同様で、学生さんのなかにはご家族が被災された方も大勢いらっしゃったこととおもいます。そして卒業旅行をキャンセルされた方も、きっと多かったことでしょう。
私からの提言です。社会に出られて少し落ち着かれましたら、GWでも、夏の休暇でも結構です。旅に出てください。ボランティアとして被災地や、被災された方々が居住する先を手伝いたいとお考えの方もいらっしゃるでしょう。これも旅のかたちの一つです。
海外旅行をすることも、大きな役目を担うことになります。なぜなら今、海外では日本の原発の行方に大きな関心が寄せられ、私たち日本人の入国審査に放射能検査を義務付ける国が増えています。しかし、私たち自身が安全であることを証明しなくて、誰が日本の安全を伝えることができましょう。
インド洋大津波のとき、日本から多くの人たちが復興ツアーで向かいました。とはいえ今回の震災は、原発の問題が収束しない以上、諸外国の方たちが安心して日本を訪れることは難しく、また、国内における旅館やホテルは今、被災者の受け入れを国と観光行政が必死にとりまとめているところにあります。私たちのできること。それは、健全な経済活動のなかにあることを、これからの社会を支える皆さんに、ぜひ知ってもらいたいと願います。
posted by 千葉千枝子 at 23:52| 東京 ☁|
Comment(0)
|
TrackBack(0)
|
千葉千枝子の執筆記事
|
|