政策研究フォーラム発行「改革者」12月号(12月1日付発行予定)の連載「日本を拓く明日からの観光」の今号は、「活かせ日本の世界遺産 ヘリテージツーリズム」と題して執筆しました。
日本初の世界遺産としてユネスコに登録されたのは、屋久島と白神山地。来年2013年は、その初登録から20周年を迎えます。世界遺産という普遍的な価値を求める旅でありながら、世界遺産を巡る旅の在り方は今、大きな過渡期にあるようです。過日の「あおもりツーリズム創発塾」では、大いなるパワーを秘めた自然遺産・白神山地が、環境を破壊することなく周辺・麓の町々に恵みを与える仕組みづくりに、焦点があてられました。20年の時を経て、まさにこれから。それまでのマスツーリズムの反省を得て、そこに暮らす人たちの手によって大きく育ちゆくことでしょう。