運輸業は、旅行業において宿泊産業と同じくらい密接で、旅客輸送のみならず、貨物にもまた目を向けないと、戦略絵図が描けないことは皆さんもご承知の通り。ロジスティックスも、知れば知るほど面白い分野です。そもそも運輸業は国の基幹産業であり、多額の資産を保有するため、価値創出がしやすいという利点もありますから、(取材対象として)追いかけていると、私自身、とても楽しいんです。
さて、先日のマニラで、航空会社勤務の知人に教えてもらい、初めてUber(ウーバー)を利用して驚きました。日本にもウーバーはすでに上陸していますが、営業許可についてなかなか紐解けないでいました。訪日外客が益々、増えるなかで、わが国の一般乗用旅客自動車運送事業について考えさせられる日々でして、そんななか、私が暮らす麻布界隈では近ごろ、日産NV200のイエローキャブをよく見受けます。これ、大型のスーツケースがたくさん載せられて、本当に便利でしょう?

ここからUberのお話。国内では、第二種旅行業に登録している点がミソです。日本の旅行業法、旅館業法の隙間を縫うビジネスが、インバウンドの急増で加速しているのがうかがえます。記事なかで使用している画像がコレ。
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