あの大阪・道明寺からは十一面観音菩薩立像が。道明寺ではお会いできなかったのですが、ここ東京で拝観できました。
このように東京の博物館・美術館は、当地へ赴いてもご開帳なくしては観ることができない貴重な文化財が、しかも360度で観ることができ、贅沢このうえありません。
伊藤若冲(いとう・じゃくちゅう)の白鶴図が、文正、狩野探幽の鶴の画と並び、わかりやすく展示されている様に、なんともいえない感動を覚えました。模倣はすでに、その域を超えて、新たなる価値を創造していることを知らされます。
私が気に入ったのは、岸田 劉生(きしだ・りゅうせい)の野童女です。この絵のもつ怪しさに、おもわず立ち止まり、いっとき離れられなくなりました。
こちらは、朝日新聞さんの特別号外から。趣向を凝らした、よくできた展示の数々でした。

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