福島・檜枝岐村に伝わる檜枝岐歌舞伎は、江戸時代後期に村人がお伊勢参りに行った折、上方や江戸で観た歌舞伎を村の娯楽に取り入れたのが始まりとされています(諸説あります)。この農村歌舞伎は、神々への五穀豊穣を感謝しての奉納歌舞伎でもあり、農民に綿々と受け継がれてきた誇りであり、営みです。
檜枝岐歌舞伎の伝承団体が「千葉之屋花駒座(ちばのや・はなこまざ)」です。大正末期の結成で、桓武平氏の流れ・千葉氏の末流とされています。この南会津地域は平家の落人が多く、山の料理や川魚が主体。会津料理は保存食として万能で、今にその知恵が伝わります。
昨年、NPO法人交流・暮らしネットの創立16周年を記念して、檜枝岐村を訪問しました。星村長や観光課長と意見交換をさせていただきまして、そのときの「公約」通りに、今年は役員の皆で、歌舞伎鑑賞会となりました。
2022年9月3日土曜日、19時開演。福島【檜枝岐歌舞伎の夕べ】で農村歌舞伎の檜枝岐歌舞伎を鑑賞しました。
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