この名ホールで催された"2008生命のコンサート"音楽劇【赤毛のアン】を鑑賞するため、夏の軽井沢を訪ねました。文化庁「舞台芸術の魅力発見事業」の一環として、ボランティア団体「青少年オペラ・劇団YPA」が主催。会場で集められた募金は、世界の恵まれない子どもたちへ寄付されます。
小学四年生の竹井夢子ちゃん(画像左)。
彼女は一年前の同舞台で「赤毛のアン」ミュージカルを鑑賞し、「絶対、アンの役になる!舞台に立つ!!」と決めて、その夢を見事に叶えたのです。
以前、カナダ取材で同道くださったベテランガイドのダンさんから、そうした話題をいただくなか、お別れのときにダンさんは、「カナダを忘れないでね」と言ってアンの記念切手をくださいました。プレミアがついているシート付きの古切手です。
昨冬、主役を目指して頑張っている夢子ちゃんに、「がんばってね」とお手紙を書き、このシートをプレゼントしました。
あれから8か月。ひとりの少女の熱い想いが、夢を現実にさせたのだと、この日の舞台を楽しみにうかがったのですが、それはパワーあふれる素晴らしいものでした。ひとに元気や勇気を与えることができるって、本当に素敵なこと。がんばりましたね、夢子ちゃん。