2008年08月05日

軽井沢 大賀ホール【赤毛のアン】

ソニーの名誉会長・大賀典雄さんが私財を投じて軽井沢の地に建立した軽井沢大賀ホール。五角形のコンサートホールで、文化芸術を発信する信州軽井沢の名所でもあります。
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この名ホールで催された"2008生命のコンサート"音楽劇【赤毛のアン】を鑑賞するため、夏の軽井沢を訪ねました。文化庁「舞台芸術の魅力発見事業」の一環として、ボランティア団体「青少年オペラ・劇団YPA」が主催。会場で集められた募金は、世界の恵まれない子どもたちへ寄付されます。

IMG_3204ann.JPG少女アン役に、高倍率のオーディションをかいくぐり、友人のお嬢さんが晴れて選ばれたという吉報をいただいたのは、約1ヵ月前。それまでの猛特訓といったら、母娘ともに大変なものだったろうと、想像に難くありません。
小学四年生の竹井夢子ちゃん(画像左)。
彼女は一年前の同舞台で「赤毛のアン」ミュージカルを鑑賞し、「絶対、アンの役になる!舞台に立つ!!」と決めて、その夢を見事に叶えたのです。

IMG_6022an.JPGカナダの作家L・Mモンゴメリ作「赤毛のアン」は、プリンス・エドワード島の田舎で育った自分自身を描いたともいわれています。少女の憧れ、幼いころからの往年のファンのなかには、三つ編みのおさげスタイルでアンの家を訪ねる年配旅行者が少なくないと聞きます。
以前、カナダ取材で同道くださったベテランガイドのダンさんから、そうした話題をいただくなか、お別れのときにダンさんは、「カナダを忘れないでね」と言ってアンの記念切手をくださいました。プレミアがついているシート付きの古切手です。
昨冬、主役を目指して頑張っている夢子ちゃんに、「がんばってね」とお手紙を書き、このシートをプレゼントしました。

あれから8か月。ひとりの少女の熱い想いが、夢を現実にさせたのだと、この日の舞台を楽しみにうかがったのですが、それはパワーあふれる素晴らしいものでした。ひとに元気や勇気を与えることができるって、本当に素敵なこと。がんばりましたね、夢子ちゃん。

posted by 千葉千枝子 at 00:00| 東京 ☀| Comment(0) | TrackBack(0) | ライブ・ミュージカル・ダンス | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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