2008年12月05日

ハワイアンキルトのカリスマ【ナラニ・ゴード】

落ち葉が舞い散る強風に雷鳴と、冬の嵐の今日の東京。このブログ読者の皆さまも、師走のさなか、さぞお忙しい毎日のことと思います。。
IMG_6689narani.JPG2週間前のことですが、ハワイアンキルトのカリスマ【ナラニ・ゴード】さんのご来日にあわせ、銀座で開催されましたワークショップ&展示会オープニング前を、特別取材しました。
ハワイアンキルトの歴史を紐解くと、ヨーロピアンキルトに辿り着きます。欧州からの入植者が 持ち込んだキルト技術を基本に、ハワイ王朝時代ゆかりのクラウン(冠)や草花などのモチーフが編み出され、現在のハワイアンスタイルへと進化を遂げました。

過日、オールアバウトのメルマガでもご紹介しましたが、展示会場には公認インストラクターと、その門下生の作品が一堂に集められ、それはそれは壮観でした。さらには、ナラニ本人が機内持込みで大切に持参された、故アンティー・デビー・カカリア(ナラニの実祖母で、現代ハワイアンキルトの祖といわれています)の作品も、あわせて展示されました。

**中央に配された8つ星が、ナラニ伝来の印(しるし)
IMG_6694narani.JPG


この伝承技術を後世に正しく受継ごうと立ち上がった、ある一人の日本人女性がいます。始祖アンティー・デビー・カカリアが後年、目を患い、視力を失ってもなお、手が覚えたステッチだけを頼りに縫い上げたという入魂の一品も、会場には展示されておりました。キルトに縫い込んだ、まさに「ソウル(魂)」を感じます。



■ナラニゴードさんの技術を伝承する【ナラニズ・オハナ・アソシエーション】のホームページは、http://www.nalanis-ohana.com





ハワイアンキルトに、ひどく惹かれる、その理由は……、私、実は"手芸"好きなのです。

IMG_4381hariyama.JPG
**本邦初公開、ヨーロピアン文化に触発され、私が作ったピンクッションの数々……。
posted by 千葉千枝子 at 22:25| 東京 🌁| Comment(0) | TrackBack(0) | 美術館・博物館・伝統芸能 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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