ハワイアンキルトの歴史を紐解くと、ヨーロピアンキルトに辿り着きます。欧州からの入植者が 持ち込んだキルト技術を基本に、ハワイ王朝時代ゆかりのクラウン(冠)や草花などのモチーフが編み出され、現在のハワイアンスタイルへと進化を遂げました。
過日、オールアバウトのメルマガでもご紹介しましたが、展示会場には公認インストラクターと、その門下生の作品が一堂に集められ、それはそれは壮観でした。さらには、ナラニ本人が機内持込みで大切に持参された、故アンティー・デビー・カカリア(ナラニの実祖母で、現代ハワイアンキルトの祖といわれています)の作品も、あわせて展示されました。
この伝承技術を後世に正しく受継ごうと立ち上がった、ある一人の日本人女性がいます。始祖アンティー・デビー・カカリアが後年、目を患い、視力を失ってもなお、手が覚えたステッチだけを頼りに縫い上げたという入魂の一品も、会場には展示されておりました。キルトに縫い込んだ、まさに「ソウル(魂)」を感じます。
■ナラニゴードさんの技術を伝承する【ナラニズ・オハナ・アソシエーション】のホームページは、http://www.nalanis-ohana.com
ハワイアンキルトに、ひどく惹かれる、その理由は……、私、実は"手芸"好きなのです。
**本邦初公開、ヨーロピアン文化に触発され、私が作ったピンクッションの数々……。
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