「2008年は公私において、その全てが"スクラップ"の一年だった」と、この年の瀬に感じています。「まずは壊すこと、手放すこと、跡かたもなく失くすこと、それによって新しいものが建つのではないか」と、感じる出来事の連続でした。
日本の社会や世界経済にも同じような現象が起きたようにおもいます。権威あるもの、既存の概念が、ことごとく打ち消された一年でした。例えば、日本企業の象徴ともいえるトヨタが赤字に転落し、世界基軸通貨・米ドルがその権威を失墜させるなど。息をのみ、目を見張るニュースばかりの08年後半でした。
しかし、少なくとも私事において、こうした予感は07年、いえ06年後半から、ひとつの河の流れのように続いてきているものでした。ですから、この時期「新しいことをスタートさせずに、本当によかった」と、感じ入っています。
2009年は、まさに建設的な年の"元年"となるのではないでしょうか。まずは基礎(土台)を造ることから。そこから始めることができる実力者だけが、生き残れる時代を迎えたような気がするのです。
ラベル:ライフスタイル