2009年01月09日

【観光・ホスピタリティ産業のイノベーションを目指して】一橋大大学院HMBA

「商法講習所」として1875年に開校した一橋大学。その一橋大大学院商学研究科の経営学修士(HMBA)コースに、2009年4月から、「ホスピタリティ・マネジメントプログラム」という新規科目が開設されます。専門職大学院として認可をうけた2000年以降、HMBAコースは社会人経験者を含む多くの修了者を輩出していますが、第10期生となる今春入学予定者から、このプログラムを選択できるようになるとのこと。東京駅サピアタワーで本日開催されたコンファレンス【観光・ホスピタリティ産業のイノベーションを目指して】の席上、その目的や概要なども発表されました。

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現在、全国で観光系の学部・学科を設ける大学は、全37校あるといいます。観光・ホスピタリティ産業が日本経済の大きな担い役となる時代を迎え、高度なマネージメント能力をもった人材の育成が急務となっていることが背景にあります。産業界の地位向上、ならびに地域の活性化、雇用の創出といったイノベーションを、産・学・官連携で推進していこうとする大きな潮流があるのです。

昨秋、一部新聞に「一橋に観光MBAコース開設」と報じられ、大学ホームページに異例のお詫び文が掲載されたばかり。この誤報騒動に、私もある夕刊紙にコメントを寄せました。今日のコンファレンスの内容は、客観的な意見もふまえて業界ウェブ誌トラベルビジョンに寄稿の予定です。

【観光・ホスピタリティ産業のイノベーションを目指して】と題して行われた、今日のコンファレンス。4時間近くに及ぶなか、大勢の関係者や有識者が集い興味の高さを印象づけました。

一橋大・経済産業省・観光庁の三者ご挨拶に始まり、JTB田川社長による基調講演、北海道大学観光学高等研究センター長の石森秀三氏、NPO法人産学連携推進機構理事長の妹尾賢一郎氏らが取り組み事例を個々に発表したほか、JR東日本の見並常務、日本ホテル協会・中村会長らも参画した6人登壇のパネルディスカッションなども大変興味深いものでした。

私見については、後日ビジネスブログでもお伝えします。

posted by 千葉千枝子 at 23:39| 東京 🌁| Comment(0) | TrackBack(0) | 観光学と大学教育・キャリア | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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