2009年02月06日

世界遺産国宝【姫路城】

近ごろの社会現象として問題視されている若者の海外旅行離れを追いかけ、ヒヤリングやセッションを行うなかで、「海外ではなく、国内のよいところをもっと知りたい」という若者の声が意外と多いということを、あらためて知らされます。

私が初めて自分で旅程を立て、親と離れて国内旅をしたのは、高校時代のこと。大阪から姫路を周るコースでした。大阪の友人、そして姫路の叔母を訪ねたのですが、関西に行くのは幼少以来のことでしたから、それはわくわくしたものです。当時、女性雑誌non-noでは、旅の特集が人気を集めました。そのグラビア通り、藤のバスケットを購入して旅に出たのです。そのとき同行してくれた同級生は、大学卒業後JTBに入社し、現在も役職について勤務し続けています。テニスの部活も、ソフトクリーム屋でのアルバイトも、そして家庭教師を受けるにも、いつも一緒で仲良くしていた親友。バイトで貯めたお金を軍資金に、東京を発ちました。神戸三宮を旅するのが夢だったんですね。ちょうど萩津和野がブレイクしたときで、旧国鉄の「いい日旅立ち」キャンペーンに、すっかりのせられた格好です。

img035himeji.jpg



その後も何度か、「白鷺」の別名を持つ【姫路城】を訪ねました。たくさんの城閣を見て歩きましたが、どこにも勝り美しい見事なお城です。一昨年、姫路に暮らす姪が公募で城内行事のお姫様に選出されたとかで、記念の写真を祖父が送ってくれました(画像上、叔父が加工してくれました)。祖父101歳、マスターズ陸上山口大会に出場したさい(そのときの記事は、こちら)、姫路に立ち寄ったときの写真の数々。地元の歓待ぶりもうかがえます。

「旅」とは、そのときどき、年齢や世代によってインプレッションが異なります。若いうちに旅のシャワーを思う存分浴びてもらいたい――。過保護な親が仕向けるものではなく、本来の好奇心、探究心の自発を促す取り組みに目を向けなくてはいけないのだとおもいます。
ラベル:名所旧跡 お城
posted by 千葉千枝子 at 00:00| 東京 ☀| Comment(0) | TrackBack(0) | 日本の名所・旧跡・お城 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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