夜な夜な訪れたというのが、芸術の宮殿【国立コンサートホール】です。ちょうど「ブダペスト・スプリング・フェスティバル 09」(2009年3月20日〜4月5日)の会期中であったことから、事前にコンサートチケットを予約してもらい、二夜連続で趣きの違うエンターテイメント二種を楽しみました。ちょうど私が到着する数日前から夏時間に入りました(3月最終週の土曜から日曜になる深夜に切り替わるのだそう)が、首都ブダペストは連日晴天に恵まれ、ときを待つかのように花々が一斉に開花。日中は半袖やタンクトップ姿のひともみられ、陽気までもがウェルカム。夜も比較的、薄着で過ごすことができました。
こちら上の画像は4月2日、欧州の人気ジャズグループ「ナイジェル・ケネディ・クインテット」Nigel Kennedy Quintet の演奏幕間のひとコマ。現地通訳のクリスティーナさんとご一緒しました。なんと、お忍びでハンガリー国の大統領・ショーヨムさんもいらしていたとか?ジャジーな静けさを想像していたのですが、とんでもない。独創的かつ軽妙なバイオリンがNigel(ポスターはリスト音楽院近くで撮影)の真骨頂とかで、興奮させるコンサートでした。幕間の混雑ぶりに、賑わっている様子を感じることができるでしょう。
翌日は、現地駐在のご夫妻にエスコートいただき「ブダペスト・フェスティバル・オーケストラ」Budapest Festival Orchestra を堪能しました。年間でシートを押さえているのだそうで、文化芸術の薫風高き土地柄のご着任を、羨ましく感じます。それにオーケストラ奏者のなかには日本人女性もいらして、なんとも励みになりました。お堅いクラッシック・コンサートとは異なり、指揮者・ピアノ奏者ともにユニークそのもの。フェスティバルならではのことでしょうが、笑いがこぼれるクラシック鑑賞って本当に素敵ですね。
いずれもスタートは夜の8時前後と遅めです。会場を発つころには、トラムも混雑しますから、タクシーを呼びました。白タクも少なくないので、車体に会社の電話番号が書かれているタクシーを選ぶとよいとのガイドさんの弁でしたが、在洪の日本人たちは皆さん、英語が通じる「シティ・タクシー」というタクシー会社を利用されていました。
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