2009年04月10日
「ブダ」と「ペスト」【王宮の丘】
ブダペストは、ドナウ川を挟んで王宮のある丘側を「ブダ」地区、東の商業地区を「ペスト」地区と呼び、これら一帯が世界遺産として知られています。この都市景観をひと目で眺めることのできる【王宮の丘】。その先にある【漁夫の砦】(入場料は400フォリント、「修復費用にあてます」との声かけがありました)から眺めたひとコマが、上の画像です。
ブダペスト滞在の最終日、「観光のハイライトともいえるブダの王宮を観ない手はない」と、知人がこの一帯を案内してくれました。ご覧ください、左手の橋は「マルギット橋」。ドナウがひとたび二股に分かれます、その中洲の島・マルギット島にある温泉保養施設にも滞在しましたので、その話題はあらためて…。緑のこんもりした島の様子が、おわかりでしょう。この辺りを「オーブダ」(旧いブダの意味)地区と呼び、ローマ帝国時代の遺跡などが、そこかしこに見ることができる一帯へと入ります。
ハンガリー刺繍が施されたスモッグを、自分への土産用に、前々日購入したのですが(セントラル・バジリカ・ホテルの向かい【バジリカ・フォルクロール】というお店で、1万1千フォリント(約5千円)の品。こちらのお店、クラブツーリズムの団体客も買い物に訪れていました。ほかにテーブルクロス三種も、いずれもお値段がはります)、日差しも強く暑い一日、早速着用して王宮めぐりをしました。
王宮のあるブダ地区。もっとも目につく高い尖塔が【マーチャーシュ教会】です。現在、大規模修復の最中で、そのほとんどがシートとやぐらで観えません。一部、美しさが際立ちました、この瓦。ジョルナイ製だそうで、栄華を感じさせます。19世紀後半、フランツ・ヨゼフ皇帝とエリザベートがハンガリーの王、王妃となる戴冠式が行われた場所でも知られています。
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