2010年03月27日

タイの政情不安について【速報】

タイの政情不安に関する報道が相次ぐ中、「今回こそ危ないのでは?」と多くの知人から出発前に声がかかりました。首都バンコクにおいてタクシン元首相の支持団体は、赤地のシャツに身を包み、いまだ10万人規模の集会を続けています。

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タクシン派が乗る車には赤旗。ときに集会場近くでは道路が閉鎖されることもあり、渋滞を招いています。
そうは言っても、市内や空港は至って平穏です。彼らは、一日500バーツの日当で地方から扇動された民衆。農閑期に当たるため、バンコク観光に乗じる、比較的貧しい農民が主です。

今回、ホーチミン経由のベトナム航空には、HISのお客様が大勢、ご搭乗されていました。座席に隣り合わせた感じのよいOL二人組は、HIS初夢フェアに申し込み、バンコク・パタヤを各2泊されたそう。日本の報道にみる反政府集団がまったく見られなかったと、口を揃えます。

観光でバンコクへ行かれる方は、交通渋滞が懸念されますので、移動には時間に余裕をもって行動されてください。集会場など危険な地域は、現地のドライバーさん、ガイドさんがよく知っています。風評に惑わされず、楽しい旅をなされてください。



ラベル:タイ バンコク
posted by 千葉千枝子 at 02:38| 東京 ☁| Comment(2) | TrackBack(0) | 観光業界ニュース・最新事情 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
事前防御推奨の英国で、IRAの脅迫誤報により、英国内のエアポートで、足止めを経験したことがあります。タイは、お国柄とはいえ、何か起きた後では遅いのではとも思うのですが、エアライン協定の安全網をさらに旅客にたいして、安心できる説明をニュースなどで報道すれば、旅離れを防げるのではないでしょうか。当方、旅好人でありますので、いつもは自分の判断で、諸外国を訪れております。経済を復興させるひとつの手段として、危ない報道ばかりを流すのではなく、安全な報道をすることも考慮して欲しいと思います。
Posted by KR at 2010年04月11日 10:29
KRさん、コメントを有難うございました。タイは、今回の邦人ジャーナリスト死亡により観光打撃は決定的なものとなりました。今後は日本人特有の風評被害のほうが甚大かもしれません。適正なる情報発信を心掛けたいと思います。
Posted by 千葉千枝子 at 2010年04月18日 23:40
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