2010年05月14日

騒乱状態のバンコク 【ラチャプラソン】貿易協会シウィコン・チャイ社長

ギリシャの財政危機が世界経済に深刻な影響を与えていますが、ことアジアにおいては、タイの非政府組織強制排除の動向も大きく気になるところです。
最後にタイを訪ねたのは3月下旬のことでした。その直後、伊勢丹やゲイソンなど商業施設が建ち並ぶバンコク中心部が占拠され、すでに休業一カ月が経過しています。経済全体の損失は1000億円以上との憶測報道もなされています。

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11の商業施設、10のホテルが加盟するラチャプラソン貿易協会のシウィコン・チャイ社長(画像)によると、従業員2万5千人全てが自宅待機をしているとのこと。暑いさなかだけに、商品や施設設備の劣化も気になります。
依然、日本からのツアーは催行中止のまま。旅行業では、タイへの取扱も大きいグッドラックツアーが営業停止になるなど波紋を広げています。ちなみにグッド社は、弊社が事業転換する前から経営陣を知るだけに、驚きをもってニュースを聞きました。

在タイ日本大使館前が危険な状態にあるため、近隣ホテルへ臨時移転に踏み切るなど、バンコクは悪化の様相を呈しています。"天災"ではなく人為的な騒乱だけに、厳しい目が向けられています。その後の風評被害も考えると、払う代償はいかばかりか。日本人観光者は戻りが遅いだけに、今後は大きな経済損失が予想されます。


■ラチャプラソン貿易協会シウィコン・チャイ社長のインタビュー記事を綴りました取材記事は、QUICK【MoneyLife】http://money.quick.co.jp/kabu/emerging/thailand01/02.html
をご覧ください。
posted by 千葉千枝子 at 00:00| 東京 ☀| Comment(0) | TrackBack(0) | 観光業界ニュース・最新事情 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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