新緑のまばゆい季節というのに、あいにくの雨。前回は、東北新幹線【MAX(マックス)やまびこ】107号東京発(09:00)に乗車しましたが、今回は満席とのこと。JRの窓口係に、「同時刻の連結【つばさ】107号でさがしてみましょう」と促され、運良く宇都宮までの指定席がとれました。(そうだったのか……と納得。MAXとつばさは、仙台で切り離されるのでした。)
山形新幹線【つばさ】は、上山(かみのやま)温泉などに停車して山形駅までを結びますが、車両がMAXとは異なり1階だてですから、ゆったり空間です。(次回から、【つばさ】で予約をしよう!と決意)
MAXの細い階段を、大きな荷物を持って上がり下がりするのは、いささか辟易していました。
話がかわりますが、私が日本旅行作家協会JTWOに入会できたのも、上山温泉の名旅館【古窯】の大女将であられる佐藤幸子さんにご推薦を賜れたおかげです。
帝国劇場で上演された舞台「あばれ女将」は、佐藤さんの自叙伝『からっぽの金庫から』が原作。細腕一本で、日本を代表するお宿をつくりあげた女性一代記は、実に佐藤さんご自身のノンフィクションなのです。
(現在、大女将は、宿の切り盛りを若女将に任せ、ご自身は【銀座・古窯】で接客につとめていらっしゃいます。米沢牛のビーフシチューは絶品!私も大好きです)
さて、今回の退職前セミナーは、団塊世代の大量定年にともない、先週に引き続き2度目の開催。
定年後のライフイベントとして、「海外ロングステイ」や「田舎暮らし」「定年帰農」「熟年旅行」「客船クルーズ」といったテーマを、多角的にとりあげました。
曙ブレーキ工業における福利厚生の充実度を、前回のブログでお伝えしましたが、とりわけ社友会(OB会)近藤会長のお話は、たいへん面白いものでした。
孔子の「耳順」を引用し、「定年を過ぎたら素直に耳を傾けよう」と提言。趣味に没頭もよいけれど、社会のお役に立てることにも力を注ぎ、家事を手伝うなど妻を助け、現役時代と同様に夫婦であれども距離を置くことが肝心と説きます。
ご自身が、趣味の菜園に没頭する傍ら、町内会の副会長を務めるなど、地域社会への貢献も忘れません。また、「声がかかっているうちが華」としながらも、「(世の中が)俺を必要としている」という充実感は大きいと、自らの経験則を語っていらっしゃいました。
翌日は東京で講演があるものですから、宿泊を丁重にお断りし、夕刻、宇都宮に住む弟に(車で)迎えに来てもらい帰京。矢板インター近くの蕎麦処で、蕎麦の会席弁当と(私だけ)ビールをがぶがぶ飲んで、日帰りとあいなりました。
**次回のセミナー開催は、紅葉の那須りんどう湖を予定されています。
■米沢牛のビーフシチューで有名な【銀座・古窯】は、こちら
■『からっぽの金庫から』(佐藤幸子著)は、こちら
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トラバしましたので、あしからず!
こういうのを、「鉄分が多い」と表現されるのですね。。。勉強になりました。
師を仰ぎ、鉄子極めたいと思いますので、宜しくお願いいたします。