祖父の追悼記事を2本、入稿させたあと、息子たちを連れて沖縄を訪ねておりました。
到着した翌朝、宜野湾トロピカルビーチを目指しました。美しく穏やかな海を眺めていますと、津波のことが想いだされて目に涙が浮かびます。ところが沖縄の人たちの優しさに触れ、家族と時間を共有しているうち、心の底から自分が癒されていくのを感じました。大きな時間軸と小さな時間軸との狭間にある旅の効果を、あらためて実感した次第です。
ついつい報道が気になり客室でテレビをつけますと、沖縄県の観光入込客数が、修学旅行のキャンセル・延期を中心に13000人減と報じられていました。しかし遠い沖縄でも、国際通りでは積極的な募金活動が行われ、多くの沖縄の人たちが東北・関東に想いを、優しさを寄せてくださいました。
今回の震災で、これまでの価値観・人生観を大きく変えた人が多かったのではないでしょうか。それは次世代を紡ぐ、若い人たちも同じではなかったかとおもいます。この時期、旅立ってよかった……と、帰京後になりますが、折にふれ報告させていただきます。
ラベル:沖縄