インドネシア・バリ日本人会会長で、現地で観光業を営む、【万亀子(まきこ)・ラドム・イスカンダール】さんに、先日東京で取材を兼ね、お目にかかりました。
万亀子さんは、青山学院大学卒業後、ひょんなことから芙蓉航空サービスの前身である旅行会社(京浜トラベル)に就職することに。得意の英語が喋れるからという、若さが故の短絡的な発想だった、と当時をくったくなく語ります。
その当時、留学生として来日していた現在のご主人と知り合い、1969年3月、ご主人の卒業と同時に国際結婚。その翌年、ご主人は大阪万博でインドネシア館のマネージャーを務め、1971年、ふたりしてインドネシアに渡りました。ふたりが知り合ってから、7年の月日が経っていました。
インドネシアに移住したものの、なにぶん情報のない時代。田中角栄政権時代は、ホテル監禁にも遭遇したといいますが、マスコミ統制のなか日本での報道はなされなかったといいます。
1ドル360円の固定相場時代から渡航自由化への潮流のなか、万亀子さんはご主人の故郷・バリ島で旅行会社ラマツアーズを設立、インドネシア有数のツアーオペレーターとして現在にいたります。

総領事館の前身【駐在官事務所】を築き、在留邦人や日本人観光客の支援・援護、【バリ日本友好協会】の設立等、多大な功績を讃えられての栄えある表彰でした。
**手元には、麻生外務大臣から表彰を受けたときの様子が。万亀子さんは、インドネシアのナショナル・コスチューム(第一正装)「クバヤ」を着用されていました。
現在、バリ島に滞在する邦人の数は、在留届の提出者だけで約1,500名。ロングステイヤーを含めると、その倍近い滞在者がいると予想されています。また、現地男性との結婚率も、年々増加の傾向にあります。
相次ぐテロや津波の被害など、不幸に見舞われるインドネシアですが、バリ島には宝飾で知られる、あの【ブルガリ】がホテル進出するなど、話題も豊富。これからも、バリ島が日本人女性を虜にすることは、間違いないようです。
■素敵な世界の女性起業家・万亀子さんが経営するラマツアーズのホームページは、http://www.ramatours.com/
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