こと沖縄に関しては、人口増加率が東京都を抜くなど、リタイアリーを中心に人気もうなぎのぼり。県民一人当たりの所得が最も低い県だけに、低物価で暮らしやすいのが、人気の秘訣のようです。
こうした現象とは対照的に、働き盛りの現役世代が、国内移住先として注目しているのが、都心から2時間半圏内にある【軽井沢】(長野県北佐久郡)でしょう。
長野新幹線を利用すれば、東京駅から約1時間と至近。
生活の拠点を軽井沢に移し、都会へ新幹線通勤する、30代・40代のファミリー世代が急増中なのです。
盛夏の終わりを告げるような雨降りの今日、5年ほど前に、東京都世田谷区から軽井沢町へ移り住んだ女流作家の山口路子さん宅を訪ねました。
赤い屋根の瀟洒な一戸建て。
南が丘には、大手企業が保有する保養施設や個人の別荘が点在し、その区画は、いずれも100坪をゆうに超しています。
この土地を選ぶまでは、個人の別荘を賃貸してお試し移住も。まだ、情報の乏しいころで、足をかけての土地選びだったと語ります。
(軽井沢移住のノウハウや心得、現状などインタビューの結果は、後日、日経新聞紙上に記事化する予定です。)
**(画像上)軽井沢町南が丘にある山口邸のリビングは、クラシックなイタリア家具で統一。ハーブティーを戴きながら、軽井沢移住のアドバイスのみならず、彼女の生き様、人生観、それに恋愛観までも、うかがうことができました。
**(画像中)サンルーム様式のテラスから、芝生も青々としたお庭を眺めて。。。
**(画像下)お庭から臨む家の顔が、一番美しい。
家の1階中央に位置するダイニングには、彼女の友人から結婚祝いとして贈られたという、大きな油彩が飾られています。
センスのよいアンティーク家具のほとんどは、軽井沢に移り住んで以後、地元のショップで調達したそう。テラスに続くダイニングからの眺めは採光もよく、家族団らんに最適なつくり。
**ダイニングが家の中心。応接、寝室、洗面所、台所、テラス、2階への階段と、全てに通じている。
これらすべては、設計の段から彼女が参画し、「北フランスの田舎家風」を再現したというから驚かされます。
竣工後3年経った現在もなお、住まいづくり関連の雑誌社ほか各種メディアからの取材が絶えないそうで、人気ぶりがうかがえます。
**軽井沢暮らしに欠かせないのが車。山口さんが所有するのはヒュンダイの四駆。
今年初めに取材で行ったカナダ・バンクーバーでもよく目にした、人気の車種です。(カッコイイ!)
今回取材した、現役世代の【軽井沢移住】は、シリーズでお伝えします。
■山口路子さんが主宰するサイト【軽井沢ハウス物語】は、http://www.maruei-art.co.jp/k-house/backnumber.html
■作家・山口路子さんの公式ホームページは、http://anais.cocolog-nifty.com/blog/
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