昨年3月の東日本大震災でのことです。お世話になった台湾の企業から、父あてに義援金が送られてきたのです。しかも個々人からの拠出だそうで、本当に驚くべきことでした。その御礼行脚に、今、家族で台北を訪れています。
羽田発の全日空便で台北松山空港に。到着した今日は、中山路の天厨菜館で、台湾の方たちと御礼の会食をしました。これが、その一コマです。(とはいえ、御礼のつもりがご馳走になってしまい…。北京ダックなどをいただきました)。

台湾からの義援金は、特に突出して多額であったのは皆さん、ご周知の通りです。
実は震災のあった、あの3月。父や弟、そして陸前高田に暮らす叔母らと一緒に台湾を訪れる計画がありました。しかし叔母は、走って逃げて一命をとりとめ避難所へ。高台の家は床下浸水でした。そのため旅行はキャンセルせざるを得なくなったのです。
今回の旅は、そのリベンジも兼ねています。台湾からの義援金が、自宅の損壊の程度や家族数に応じて、各家庭に分配され、奇しくも受け取ることになった叔母。「台湾の人たちには本当にお世話になりました。ありがとう」と、会って礼を述べることができました。日台の朋友お互いが、個々に小さな国際親善大使となっているような感じがいたします。明日、ここ台湾では総統選挙が行われる予定です。
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