2012年02月23日

【もりおか啄木・賢治青春館】と喫茶「あこがれ」

明治43(1910)年に竣工した旧第九十銀行を保存活用した【もりおか啄木・賢治青春館】。岩手の二大偉人、石川啄木と宮沢賢治は青春時代をこの盛岡で過ごしました。青春館はレトロな銀行の造りを上手に活かしているのが特徴で、常設展示のほか、かつての金庫室を「光と音の体験室・スバル」としてファンタジーに仕立てに楽しめたりと、随所に工夫がなされています。
嬉しいことに、入場無料。朝10時〜18時まで(入館は17:30まで)で、第2火曜日が定休です(年末年始もお休みです。ホームページでチェックを)

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場所は、歴史の薫風高い盛岡公園周辺エリア。盛岡駅からは、岩手県交通6番乗り場からバスに乗車、「盛岡バスセンター」で下車して、歩いて2〜3分です。おすすめは、この青春館のなかにあるカフェコーナー・喫茶「あこがれ」。見学したあとは、美味しい珈琲で小休止されてみて。盛岡の歴史と文学の薫風を、感じることができるでしょう。


■ホームページは、http://www.odette.or.jp/seishunkan/


バスセンターへ向かう車中、最初に目に留まるのが、レトロな建物の岩手銀行中ノ橋支店(旧本店)でしょう。
こちらの建物は、旧盛岡銀行の本店として、明治44(1911)年に建てられた赤煉瓦造り・ルネッサンス様式で、青春館ともども重文に指定されています。設計は、あの辰野金吾と、岩手出身の葛西萬司両氏によるもので、東京駅(現在、工事中ですね)とそっくりなのがお分かりでしょう。辰野金吾が東京駅を創る前の、実は試作の意味もあったと伝わります。

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ラベル:岩手県
posted by 千葉千枝子 at 00:00| 東京 ☀| Comment(0) | TrackBack(0) | 日本の名所・旧跡・お城 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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