2012年03月10日

大船渡屋台村「おふくろの味 えんがわ」で美味しい珈琲を

中小企業基盤整備機構による仮設商店街が、復興の狼煙をあげています。
これまでに田老(岩手)や南三陸(宮城)を訪ねましたが、今回、岩手・釜石では菩提寺の境内近くに“青葉公園商店街”という名のプレハブ商店が軒を連ねていたのが印象的でした。ちょうど法要があった3月9日、駅隣りのシープラザ釜石にユニクロがオープン。これも復興を願っての期間限定仮設店舗です。法要のあと、釜石市役所の観光交流課や釜石ステーションホテル、サンフィッシュ釜石などへご挨拶に回ったのち、父や弟と一緒に車で、陸前高田を目指しました。

その道すがら、盛駅の「ふれあい待合室」を覗き、大船渡市内にさしかかったとき目に入ったのが【大船渡屋台村】の赤い鳥居です。私たち、車を停めてコーヒーの看板が下がる「えんがわ」というお店の暖簾をくぐりました。こじんまりとした店内は雰囲気がよく、それに高島礼子似の素敵な女店主が…。父が「寄っていこう」と、はりきりました。

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サイフォンで入れた本格珈琲が、1杯たったの300円。あれこれ話をしているうちに、父と同じ陸前高田高校の出身とわかり、それからが津波当時の話題に。



陸前高田・道の駅付近で食事をしていた彼女は、地震に驚き、急いで車で大船渡へ帰ったといいます。そこでお母さんと会って、それぞれに逃げました。よわい88を超されるというお母さん、奥の厨房から笑顔を見せてくれました。避難所での再会。聞いているだけで、じーんときます。

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一人ひとりの3・11。明日、一年を迎えます。
復興商店街に、一つひとつのドラマがあるのだと感じます。


■大船渡屋台村のホームページは、http://www.5502710.com/
ラベル:岩手県
posted by 千葉千枝子 at 00:00| 東京 ☁| Comment(0) | TrackBack(0) | 地域・まちづくり・NPO | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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