忘れもしない、あの1995年1月17日の、誰もが予想だにしなかったあの大震災が、ついに映画となりました。
先週木曜日、渋谷CCレモンホール(ご存知でした?旧・渋谷公会堂のことです)で開催されたプレミア試写会で、公開前の邦画【ありがとう】を鑑賞。主演の赤井英和さんらが駆けつけ、舞台挨拶もありました。
**左手白いズボンが、素晴らしい演技力を披露した赤井英和さん。。お顔が小さい!
今回の試写会は、インターネットでの株取引で急成長のカブドットコム証券が主催する、投資家向けのプレゼンツ。シニア層のご来場が多かったのには、一寸ビックリ。株取引のIT化は、世代を超え、裾野も広がりを増しているようです。
赤井さん扮する主人公が、震災後の、夢も希望も失ったどん底の時期に、奇跡的に無傷だったゴルフ道具を発見したのがきっかけとなり、真剣にプロゴルファーを目指すというストーリー。
還暦近い主人公が、晴れてプロテストに合格したわけですが、すべて"実話"というから、感動します。
**これが渋谷CCレモンホール!
震災時の様子。高速道路が崩壊、生田神社の社(やしろ)が崩落、そして至るところで延焼が続き……。あの瞬間の神戸、当時のニュース映像での空撮を、映画にそのまま使用しているだけに生々しく、(私をはじめ)多くのひとびとが、会場内ですすり泣いていました。
必見!素晴らしい作品です。
■邦画【ありがとう】公式ホームページは、http://www.arigato-movie.jp
■原作「ありがとう」講談社文庫/平山譲著
余談ですが。。。映画にも繰り返し登場した、寸断された高速道路に、間一髪、前輪の脱輪だけで難を逃れた観光バスのあの光景。当時、スキー客を乗せていた帝産観光バスは、その後、修学旅行を中心に予約が殺到したのだそう。業界ツウの話です。
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