2012年05月14日

NHK【てっぱん】の舞台 尾道のスクリーンツーリズム

スクリーンツーリズム先進の尾道で、期間限定で展開された撮影セット再現「おのみっちゃんセット(てっぱん坂のみちしるべ)」を覗いてきました(残念ながら、2012年5月末日で終了)。NHKドラマ「てっぱん」の舞台になった尾道で、至るところで目にしたのが「ロケ現場」という文字です。放送以来、てっぱん効果はかなりのものだったそうですが、ドラマ終了から時を経た今、やはり瀬戸内広域観光の拠点として、尾道も次なる仕組みづくりに余念がないと感じます。

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新華園で尾道ラーメンを食べ、桂馬で蒲鉾を買って、とにかく歩き尽くした尾道。最後に列車の時間合わせで立ち寄ったのが、「よたろう」という名の喫茶店です…。





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窓の向こうに見えるは尾道水道。白いかもめが窓枠を行き交い、ガラス越しでしたが実にリアル…。昔ながらの喫茶店でしたが「よたろう」という名に惹かれて、ぶらっと入って珈琲を頼みました。

実は私が旅を好きになった原点に、高校時代の授業「地理」があります。新島岩夫先生。都立富士高校で3年間、担任でした新島先生の地理の授業が大好きで、白地図を埋めながらよくよく空想にふけったものです。私、出来の悪い生徒だったので、よく叱られましたし、往復ビンタをくらったこともありました(苦笑)。それが偶然、自宅にある百科事典の地理の執筆者欄に先生のお名前を見つけたあたりから、私も見方が変わりました。要するに“尊敬”の念がわいたのですね。
高3の当時、某予備校で先生が受験地理を教えていると知り、わざわざお金を払って授業を受けに行ってみたら、「お前、学校で授業を真面目に受けていればいいものを…」と、それこそ苦笑されました。高校の授業はサボってばかりだったのです。中央大学へ進んだのも、新島先生の一言「浪人するな。来年、合格るとは限らないから、行け」が、効きました。新島先生のあだ名は「よたろう」。よく黒板に、与太郎と言って人型を描いていたのが由来です。新島先生を、近ごろ時折、思い出しております…。
posted by 千葉千枝子 at 00:00| 東京 ☁| Comment(0) | TrackBack(0) | 旅と映画・旅と写真・旅と絵画 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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