何事にも一生懸命、ひたむきに頑張ってきた自分が、あることで大きなダメージを受けたまま、機上のひととなりました。そして本当に癒されて、帰国した今、こうしてブログを綴っています。
寡黙に頑張る象さんの、背中に揺られて、タイの原風景をめぐる。。。痛手を負った私が、チェンマイ滞在の最終日に遭遇したこの貴重な体験は、おそらく生涯忘れることができないでしょう。
**お客様を乗せる前に、川で水浴びをする象たち。臭いかと思っていたら、乗ってみると、そうでもない。きちんと身体を洗っているからだ。
エレファント・サファリが楽しめるキャンプ場【Maetaman Elephant Camp】では、そこに従事する部族のほとんどが、英語を話しません。険しい顔、言葉が通じないというのに以心伝心できたのは、自然との共生があったから。。
**ピン川(Ping)支流を歩く象さん達
■エレファント・ライディング
片道30分を牛車に揺られ、小さい村々をめぐり畦道(あぜみち)へ。すると、その先に棚田が開け、山あいの乗り換え場に辿りつきます。
乗り換え場には、小さなみやげ物店が軒を連ね、観光客にしきりと土産物を勧めるカレン族の姿が。極彩色の飾りがついた民族衣装を身に纏い、象の置物やチベット風のシャツを、「ワンハンドレッド・バーツ。。」と言って勧めて寄こすのです。
日本人の姿はなく、ほとんどが欧米人ばかり。なかには黒人やアラブ系、インド系の姿も。崖を下り、山道を歩く象さん。あまりのエキサイティングなライディングに、「きゃ〜」という嬌声。。
途中、高い櫓(やぐら)で、バナナ売り。私たちは、さとうきびとバナナがセットになった餌を、20バーツで購入。
お世話になった象さんは、"ボン"という名前らしい。象づかいの青年が、「ボン」と声をかけています。
うちのボンちゃん、「パオ〜ン」と長い鼻をそらし、鼻先をクィッ、クィッと動かして、おねだりをします。1本ずつ鼻先に渡してあげると、上手にくるっと口に入れるの。。(可愛い〜)
象は、全部で56頭。それぞれに、名前がついています。山あいを歩くこと30分。ピン川(Ping)支流の河を、私たちを背中に乗せたまま、ザブザブと歩いて渡ります。
その昔、大量のチーク材を運搬する労を、象が務めました。ときおり、歩くのが怖くなって、立ち止まる象も。(わかる。わかる。。)人間と同じですね、平均寿命も80歳と言います。
象ライディングの所要も約30〜40分。牛車のコースとは違う道を歩みます。
降りるときには、象づかいの青年にチップを忘れずに(20バーツ)。なかには、小学生高学年くらいの少年もいます。象の頭部に跨(また)いだり、横座りをしながら、自由自在に象を操るのです。
■エレファント・キャンプ場【Maetaman Elephant Camp】のホームページは、http://www.maetamanelephantcamp.com/
**料金は、筏(いかだ)下りも込みで、約2500バーツ。食事などと組み合わせができるそうです。
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