2013年03月28日

「三陸復興国立公園」指定が決まった景勝【種差(たねさし)海岸】を訪ねて

私が観光セミナーに登壇した3月27日、地元紙の朝刊一面を飾ったのが、【三陸復興国立公園】指定の大見出しでした(来る5月24日に、正式に指定されます)。あの蕪島から、種差(たねさし)海岸・階上岳(はしかみだけ)自然公園一帯が、陸中海岸国立公園(岩手・宮城)に組み込まれて、国立公園化されるという実に喜ばしいニュースは、NHK青森ローカルでも繰り返し報じられており、なんとタイミングがよかったことか。今回の訪問では種差海岸の視察をマストでお願いしていたのですが、その視察の当日に、目出度いニュースが飛び込みました。しかも晴天。驚くほどに碧く美しく、思わず「ここは日本じゃない」と叫んでしまいました。

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種差観光協会の会長さんが、ちょうどローカルTVのインタビューを受けていました。風が強い日でしたが、海の色の碧さは格別。この辺りは東山魁夷「道」の舞台で、沿岸道路の一部は、本当に描かれた通りの美しい一本道なのですが、東日本大震災の津波で周辺の木々や芝生に潮がかかり、立ち枯れが見てとれました。三陸復興国立公園指定後は、トレイル(遊歩道)が整備され、久慈、北山崎、浄土ヶ浜(岩手県)…さらには金華山(宮城県)、相馬(福島県)と繋がる予定です。

こちら下の画像が葦毛崎展望台。遠く苫小牧まで見渡せました。(山小屋風の店・ホロンバイルで、美味しいソフトクリームを食べました。まきば(バニラ)とイチゴのミックスで、かなり有名みたいです。

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間もなくスタートするNHK朝の連ドラ「あまちゃん」の舞台・久慈は、岩手県になりますが、新幹線駅のゲートウェイは八戸(青森県)。かつて八戸南部藩が置かれたこの一帯は、文化も気質も似通っていて、個人的には大いに応援したいエリアです。(ましてやかつて、私の母が独身時代のころ、久慈の病院に勤務していましたから、当時の種差や種市のモノクロ写真をアルバムでよく見ていました。脳裏に蘇りました。カラー写真だったなら、きっとこんな碧い色だったはず。)

八戸の皆さん、ぜひ観光でも、久慈をはじめ岩手南部とつながってください。また、そうした潮流を起こせたらよいな…と、思っています。
posted by 千葉千枝子 at 00:00| 東京 ☀| Comment(0) | TrackBack(0) | 日本の名所・旧跡・お城 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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