2013年04月12日

おすすめの一冊【沖縄観光進化論――大航海時代から大空海時代へ】

沖縄の観光を知るうえで参考になる書物がなかなか見つからない…と感じていたなか、昨冬、綺羅星のごとく登場したのが、【沖縄観光進化論――大航海時代から大空海時代へ】(琉球書房)です。沖縄観光の歴史に始まり、気になる観光政策、地域ブランディングの基本戦略、そして各自治体が注目する観光危機管理について、詳しく綴られた総ページ数345頁という大作です。ご著者は、この春、琉球大学の教授にご就任された下地芳郎氏。観光行政の最前線にいらした方だけに、図版統計資料も豊富です。

img112a.jpg




観光は文化とスポーツに親和性を持ち、それらが一体となった政策や戦略が求められるといわれます。その潮流は、すでに他国でみられましたが、国内では沖縄が2011年に文化観光スポーツ部を県庁内に設置。いち早い流れで観光新時代を切り拓きました。比類なき観光資源と特異な歴史背景を以って、これからの沖縄観光が何処へ向かうのか、大きく気になるところです。

ラベル:沖縄県 観光
posted by 千葉千枝子 at 00:00| 東京 ☀| Comment(0) | TrackBack(0) | おすすめの一冊 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
コメントを書く
お名前: [必須入力]

メールアドレス:

ホームページアドレス:

コメント: [必須入力]

認証コード: [必須入力]


※画像の中の文字を半角で入力してください。
※ブログオーナーが承認したコメントのみ表示されます。

この記事へのトラックバック