桐生織物参考館【紫(ゆかり)】を運営する森秀織物の長谷川社長が廻しているのは、現役の八丁撚糸機です。泉織物にも在りました。今も稼働する八丁撚糸機は、日本でもわずか数台とのことで、さすが日本を代表する産業のまち・桐生です。
桐生はお召(おめし)のまちでもあります。
かつて私の母が嫁ぐとき、お召を誂えて持参したと聞きました。そのお召は大学卒業のとき、袴に合わせて私が袖を通し、譲り受けて手元に置いています。お召とは縮緬の一つで、徳川十一代将軍・家斉(いえなり)が好んでお召し(着用)になったことが由来だそう。桐生お召は、今もこの地で脈々と受け継がれているのですね。勉強になりました。
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