2013年05月26日

桐生の【ベーカリーカフェ レンガ】築90年の旧織物工場をパン工房に

桐生の【ベーカリーカフェ レンガ】は、築90年の旧織物工場をパン工房にした、画期的なお店。国の重要文化財、近代化産業遺産に指定されています。レーズンモンローと呼ばれるバターたっぷりの食パンや、“桐生川フレンチトースト”、ヨーグルトを発酵させて焼いた天然酵母イチジク入りのハードパン、ラスクなど、たくさん購入しました。こちらにはカフェが併設されていて、高い天井と柔らかな陽だまり、可憐な花が咲く店内で、ゆっくり軽食もとれます。

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「“まちの宝”を解体させるわけにはいかない」と立ち上がったのが、こちらシェフハットを被った武田社長です。パンづくりを一から学び、桐生再生の代表選手的存在へと変貌させた武田さん。天井が高いノコギリ屋根と、時代を感じさせる煉瓦の風情は、実はオモテの顔ということを教えてくれました。工房の裏手には、かつて所有されたご一族の居宅(なんと20室!庭にはタイル製プール、螺鈿細工の立派な箪笥などなど)、さらには160坪もの広い作業場が隣接していて、今はがらんどうです。これから少しずつ、手を加えていかれるとのことです。(こちら桐生一のレース工場だったのだそうで、往時は、スイスやイギリスからレース編み機を買い付けて、操業をされていたとか。きっと今ごろその編み機も、アジアのどこかで元気に稼働していることでしょう。手放されたご一族も、さぞ無念だったこととおもいます)。

今回、桐生の魅力を二日間に渡りご案内くださったのは、市の観光交流課の方でしたが、熱い想いがビシビシ伝わり、これぞ観光まちづくりの醍醐味だわ!と感じました。ものづくりの桐生が、これまで積極的ではなかった観光を推し進めてから、わずか5年。たったの5年です。まさにこれからのときにあります。
桐生の皆さん、本当に気さくで優しくって、何より一生懸命です。また、美味しいパンを買いにいきますね!

posted by 千葉千枝子 at 23:28| 東京 ☀| Comment(0) | TrackBack(0) | 旅行用品・旅小物・土産・特産 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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